皮膚の色素脱失と増加する疾患について

母斑細胞母斑(俗にいう良性のホクロ)、老人性色素斑(俗にいうシミ)、肝斑、太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青や尋常性白斑などを治療しています。
治療方法は手術療法に加え、炭酸ガスレーザーやQスイッチ式ルビーレーザー、PDL、YAGレーザーなどを使用しています。
部位や症状と大きさなどにより傷跡になりにくい治療方法をお話ししています。
尋常性白斑については外用治療だけでなく、難治症例に対しては紫外線治療(全身型Narrow-band UVB)も行っています。
*多いご相談に、口唇の色素斑や色素沈着にも治療があります。一度で取れ切るもの、体質的に再発しやすいもの、長期戦の治療が必要ではあっても取りきれるものなど様々です。症状により治療方法を組み合わせたりして治療しています。
まずは診察にお越しください。

色素斑、黒子(黒子)

症状、部位により手術、レーザー治療などを行なっています。傷跡が残りにくい治療を心がけています。
悪性を疑う場合は、組織検査を行い病理診断を行います。最終診断はあくまで病理診断でダーモスコピー検査ではないと考えています。
特に何度もレーザーをしていても取れない色素斑、急に大きくなったり色が抜けてきた色素斑、小学校くらいからある女性の小型色素斑、唇や足裏の色素斑など早めにご相談ください。必要により懇意の先生方とカンファレンスなどで検討しています。

皮膚のできもの手術やレーザー治療はご相談ください

できものの皮膚切開、皮膚腫瘍摘出術、外傷後の傷処置、レーザー治療など日帰り外来手術と処置に対応しています。
レーザー治療と手術治療のどちらも用意がありますが、部位、大きさ、形、などを考慮し、傷跡になりにくい治療を心がけ最良と思われる治療法をご提案しています。
血管腫(赤あざ)、扁平母斑(茶あざ)、黒子、いぼなどの治療は毎日行なっています。
入院治療や入院手術が必要な方は地域医療連携を通じ、提携の医療機関の中で専門の先生の受診予約をお取りいたします。

しみ いぼ あざなどの皮膚の色の変調

まずは診察にお越しください。シミと思っておられても診察であざだったり肝斑だったりその他の疾患であったりすることがあります。
治療方法は診断により、そのステージにより異なります。
部位 大きさ 性質 などにより最良と思われる治療方法をご提案いたします。
なるべく傷跡になりにくく、かつ効果的と思われる治療を心がけています。
院長は日本にレーザーが上陸して以来ずっと治療に携わっていますのであざの長期の経過についてもご相談ください。取ってもとってもまた出てくる黒子などのご相談も承ります。

赤アザの治療について

単純性血管腫、苺状血管腫、くも状血管腫、毛細血管拡張症、酒さなどのいわゆる「赤あざ」の患者さんを治療しています。
保険適応のレーザーでは効果が乏しかった方の治療を行っています。保険適応になっていない波長の他機種のレーザーを部位や症状に合わせて使い分けて照射いたします。保険適応のレーザーを使用しませんので、当院での「赤あざ」治療は保険適応外になります。
保険適応のレーザー、例えばVbeam(パルス幅可変式ロングパルスダイレーザー)などでは、効果が乏しかった方にも改善が期待されています。Vbeamなどに搭載された冷却器とは違った冷却を使用していますので、照射時の痛みが軽減されます。
レーザ治療は小さなお子さんも通院されておりますので、まずは診察をお受けください。治療歴のある方は今までの治療詳細を書いた紹介状をお持ちいただくとスムーズに診察をお受けいただけます。
診察後、当方のレーザー治療の適応と判断した場合に、ご予約でレーザー照射治療を行なっております。

しみ・イボ・あざのレーザー治療について

多いご相談に唇のシミがあります。唇の色素斑、黒子など唇の色もご相談ください。症状により治療方法が変わります。

しみ・あざ・イボ・ほくろ

傷をきれいに治すことに主眼を置いています
顔のできものは「きれいに治すには」自費治療だとお考えください

アザ:健康保険ではアザの種類によって厚生労働省の決める基準があります。健康保険ではその規約が年々多くなりご希望を保険で賄えない部分が多くなりましたので自費治療にしました

イボ:傷が綺麗に治る方法をご提案しています。大きさや場所により判断いたします
まずは診察でご相談ください。

いぼ:レーザー治療は厚生労働省が認めていないので、自費治療になります

手術治療も行なっています
どの治療方法が最適か傷をきれいに治すためにはどんな方法があるのか手術が良いのかレーザーが良いのか診察の上ご相談ください

治療方法について

当院ではレーザーによるシミ、アザ、イボの治療を行っています。
ただし、それぞれに治療方法、料金が異なります。
まずは診察でご相談ください。

シミ・あざの治療に使用するQスイッチルビーレーザー黒色に反応する光をあてることで熱を発生させ、シミやあざの原因であるメラニンを破壊することができます。他のレーザーと比較するとヘモグロビン(赤色)に吸収される光の割合が少ないため、血管を傷つけずにシミやあざをピンポイントで治療できる点で優れています。また、2種類のパルス幅を使い分けることでメラニンのある場所に関わらず効果的な治療を行うことができます。具体的に主な方法を以下に記します。
 ・表在性疾患肌の奥まで熱が伝わらない程度にゆっくり熱を加え、表皮のみを痂皮化(カサブタ)させます。
 ・深在性疾患短い時間エネルギーを集中させることで周囲に放熱して健康な細胞を傷つけてしまうことなくメラニンのみを破壊します。破壊されたメラニンは体内に吸収されていきます。
イボの治療に使用するCO2レーザーCO2レーザーはシミやあざを取るルビーレーザーとは違い、水に吸収されて熱を発し細胞を蒸発させてしまう(蒸散)電気メスのようなレーザーです。細かいビームで細胞を蒸散させ、幹部を切り取ってしまえます。また、小さいイボであれば一度で全体を蒸散させてしまうこともできます。
一方で通常のメスや電気メスと同じようにイボを切り取る、あるいは切り焼いてしまうものなので傷を残さずイボを消し去ることはできません。熟練した医師が上手に取れば、焼けた部分は非常に薄く(0.2ミリ程度の厚さ)で切り傷と同じ程度には綺麗に早く治りますが、基本的には小さいけれども火傷のような傷跡が残ると考えてください。
イボのその他の治療方法以上に書いた以外のレーザー機器を使い、絆創膏を貼らなくても良い、いわゆるダウンタイムのない治療も行っています。レーザー治療の方法や機器について詳しく知りたい方は医師とご相談ください。

治療費について

シミ原則保険適応外です。
1c㎡以下 1個 :11000円
1c㎡以上 2個以上:1c㎡以下 1個 ごとに5500円追加
アザ保険適応になります。アザの種類により料金が異なります
イボ大きさや場所によってお勧めする治療方法が異なります。
形成外科手術もレーザー治療も行えます