副院長の、光の話 一
光は、
見えない。
光そのものは、目に見えません。何かに当たって、はじめて見えます。
鏡と、白い紙。
入射光が、平滑な面に当たると、正反射光となります。これを正反射といいます。だから、鏡には、鏡の向こう側の景色が見えます。
入射光が、粗い面に当たると、拡散光となって広がっていきます。これを乱反射といいます。だから、白い紙は、どこから見ても白いのです。
もう少し、詳しく。
光がそろって返る(正反射)には、面がなめらかである必要があります。目安は、表面のでこぼこが、光の波長よりずっと小さいこと。でこぼこが光の波長と同じくらいか、それより大きいと、光は散ります(乱反射)。
鏡も、実は、でこぼこしています。目には見えないだけです。今の鏡は、そのでこぼこを光の波長よりずっと小さく作れるので、光にとってはなめらかな面になり、正反射が起きます。
光の話は、続きます。