光を味方に 四
横切る光は、
見えない。
光は、肌に当たって、はじめて姿を見せる。
目の前を横切る光は、見えません。
光の筋が、見えるとき。
窓から差し込む光の中に、ほこりが光って見えたことがあると思います。
ほこりがなければ、光が目の前を通っても、私たちには見えません。
光がほこりに当たって、跳ね返り、目に入る。そのとき、はじめて、光が通っていると分かります。
太陽の光も、レーザーの光も、同じです。霧や煙があると、光の筋が見えます。
光の通り道が見えれば、もう、光は怖くありません。
光は、当たって、
はじめて見える。
もう少し、詳しく。
うぶ毛は、とても細い毛です。後ろや横から差す光が、その一本一本に当たり、散って、目に届きます。だから、顔の輪郭が、光の線のように見えるのです。
空気の中の、細かな水の粒やちりに、光が当たっているからです。光の筋は、天使のはしごとも呼ばれます。
光の話は、続きます。